仙台市の救急患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案は、12日までの1週間で前の週より11件減って119件でした。高止まりの状態が続いています。

 救急搬送困難事案は、救急隊が医療機関に対し患者の受け入れが可能か4回以上問い合わせをしたうえ、現場に30分以上とどまってしまうケースのことです。

 仙台市消防局によりますと、12日までの1週間に発生した救急搬送困難事案は前の週より11件少ない119件で、新型コロナの疑いによる搬送は前の週と同じ15件でした。

 救急搬送困難事案が3桁となるのは13週連続で、仙台市消防局は新型コロナの感染者の数が減っても医療機関の受け入れ状況は変わっていないため、高止まりの状態が続いているとしています。