宮城県岩沼市では、震災で犠牲になった人たちを追悼する行事が行われています。

 午後5時に追悼行事「希望の灯火(あかり)」が始まりました。日が暮れて静かな時間が流れる中、一つ一つの灯火が公園を温かく照らしています。

 岩沼市の復興の象徴として整備された千年希望の丘では、震災の記憶を風化させず教訓を後世に伝えようと4年前から追悼行事が行われています。

 慰霊碑の前には、岩沼市の犠牲者の数と同じ181個の灯籠が並べられていて、先程から多くの人たちが手を合わせ、祈りを捧げています。

 また、周囲には地元の子どもたちや企業が作った絵灯籠が並べられ、犠牲者への思いや復興への誓いなどが寄せられています。

 震災から12年となる3月11日は献花台が設置され、遺族らが追悼の思いを新たにします。