蔵王連峰に本格的な観光シーズンの訪れです。冬の間閉鎖されていた宮城県と山形県を結ぶ観光道路、蔵王エコーラインが21日に開通しました。
午前9時半。宮城県蔵王町のゲート前では既に20台以上の車が開通を待っていました。
「初めてです。(雪の壁)見たことないので来てみたいなと思って」
濃い霧と強風のため屋内で神事が行われ、関係者らがシーズン中の安全を祈願しました。
山形側から来たドライバーには、宮城県から遠刈田こけしや蔵王のクリームチーズなどの記念品が贈られました。
「蔵王エコーラインは有名だという話を聞いてたので、1番取ってみたくなりました。霧の影響もあってか(雪の回廊が)すごい迫力もあって、ちょっと怖さを感じるレベルだったので見て良かったなと思います」
雪の壁の高さは最も高いところで約7メートル、ゴールデンウィーク期間中は雪の回廊を楽しめるということです。
2023年は仙台空港の国際定期便が再開したことなどから、蔵王町では特に外国人観光客の増加に期待しているということです。 なお、凍結の恐れがあるため、5月8日までは午後5時から午前8時まで通行止めとなります。