東北電力は家庭向け規制料金の値上げについて、遅れれば経営に影響を与えるとして、遅くとも7月には実現したいとの意向を示しました。
東北電力樋口康二郎社長「(値上げは)6月にさせていただければベストですし、様々な要因によって遅れたとしても、7月には値上げさせていただけるよう審査対応して参りたい」
樋口康二郎社長は審査するのは国、とした上で7月までには値上げしたいと希望を述べました。
東北電力は、家庭向けの契約の約8割を占める規制料金について、当初4月からの値上げを国に申請しましたが、国は慎重に審査を進めていて時期は決まっていません。
値上げ幅も未定ですが、東北電力が提示している25.2%より圧縮される見通しです。
東北電力は28日、2022年度の決算が1275億円の赤字だったと発表しました。 赤字は2年連続で、過去2番目の大きさです。樋口社長は経営状況に危機感を示し値上げへの理解を求めました。