67年前、都立病院で別の赤ちゃんと取り違えられた男性の生みの親の調査を都に命じた判決を巡って、小池都知事が控訴しない意向を示したことを受け、男性が早期の調査を求めました。

江藏智さん 「謝罪をいただき、調査をしていただけるので、大変期待をしております」

 江蔵智さんは、67年前に生まれた直後に別の赤ちゃんと取り違えられ、生みの親の調査を求め、東京都に対して裁判を起こしていました。

 東京地裁は今月21日、都に対して調査を命じる判決を言い渡し、小池都知事は25日、控訴せずに調査する意向を表明しました。

 これを受けて江蔵さんは会見を行い、早期の調査を求めるとともに控訴しない判断について「20年間相手にされず、判決から数日しか経っていない中でどういう経緯か知りたい」と話しました。