東日本放送では、5月までトルコ大地震の被災者を支援するためkhbぐりり募金を設け協力を募ってきました。6月1日からはkhb子どもの笑顔を広げようキャンペーンの一環として東日本大震災の被災地の子どもたちを応援するため、新たなkhbぐりり募金をスタートさせます。
1日午前9時半、仙台市太白区あすと長町にあるkhb本社の受付には、新たなkhbぐりり募金の募金箱が設置されました。
寄せられた募金は、東日本大震災の被災地の子どもたちを支援しているハタチ基金を通じ、学びや自立を支援する活動に充てられます。
ハタチ基金は、被災地の子どもたちが笑顔で20歳を迎えられるようにと2011年4月に設置されました。
これまで、企業や一般から集めた募金を学習の支援や子どもたちの交流の場を設けているNPO団体などに助成してきました。
ハタチ基金今村久美代表「今になって親御さんが自死してしまうことも、少しだが聞いている。時間が経てば物事が解決するというわけではなく、時間が経って(ボランティアら)人が支援だという形で全国から集まらない。今の方がもしかしたら取りこぼされている課題はあるんじゃないかと思っている」
ハタチ基金の代表、今村久美さんによると、震災が発生した当時両親から行き場のない怒りの矛先を向けられた経験により心に大きな傷を負ったままの子どもがいるなど、まだ支援が必要な状況だということです。
一方で時間の経過とともに協賛してくれる個人や団体は年々減っているのが現状です。
ハタチ基金今村久美代表「震災直後もそうだったが、震災から時間が経った今も子どもの問題は、100人いれば100通りのタイミングで100通りの状況になっている。これからも子どもたちのことを丁寧に見守っていけるよう、NPOを地域で立ち上げている皆さんとがんばっていこうと思っていますので是非とも応援をよろしくお願いします」
募金箱は、仙台市太白区あすと長町にあるkhb本社1階に設置しています。受付時間は平日の午前9時半から午後6時半までです。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。