東日本大震災の津波で犠牲になったアメリカ人女性の名前を冠した女子サッカーの試合が17日に行われます。出場選手らが宮城県石巻市を訪れました。

 震災遺構門脇小学校を訪れたのは、16日に行われるテイラー・アンダーソンカップ2023IN女川に出場する、国内外で活躍の東北ゆかりの選手たちです。

 石巻市で外国語指導助手をしていたアメリカ出身のテイラー・アンダーソンさんは、震災の津波に巻き込まれ亡くなりました。

 大会はテイラーさんを追悼し、震災を伝承するとともに地域を盛り上げようと行われ、選手らは復興祈念公園にあるテイラーさんの祈念碑に花を手向けました。

 浦和レッズレディース所属元日本代表佐々木繭選手「12年経ちましたけど、震災のことをもっと知ってもらえるようにというか風化させないようにしたいので、力強くプレーできればなと思います」

 選手たちは17日、女川町のWACK女川スタジアムでマイナビ仙台レディースユースと対戦します。