6月からの電気料金の値上げによって、夏本番を前に省エネ型の家電製品の中でも特にエアコンに注目が集まっています。
「エアコン買うのに気にしているのは、やっぱり電気代ですかね」
JR仙台駅東口のヨドバシカメラマルチメディア仙台では、約250種類のエアコンを取りそろえていて、気温が30℃を超えた6月中旬から来店者が増え始めたということです。
ヨドバシカメラマルチメディア仙台山岸祐貴さん「10年前のエアコンと比べて圧倒的に消費電力が減っておりますので、それに伴って電気代は減ってきている」
東北電力は、家庭向け規制料金について平均25.47%の値上げを国に申請し、6月1日から値上げしています。
標準的な家庭の1カ月当たりの電気料金は5月は月額8032円でしたが、6月からは1万142円となり2110円の値上げです。
こうした中、夏場の家計に大きく影響するエアコンについて、各メーカーの上位機種は節電機能を導入しています。
ヨドバシカメラマルチメディア仙台山岸祐貴さん「一番良い機種とスタンダード機種になると、年間の電気代が2万から3万円ぐらいと大きく離れてくる。そこを10年間と見ると購入当初と変わらない値段(の差)になる」
売れ筋は、14畳から18畳のリビングダイニングの広さに対応するモデルで、価格帯は35万円から40万円ほど。電気料金を抑える目的で、エアコンとサーキュレーターの併用を推奨しています。
ヨドバシカメラマルチメディア仙台山岸祐貴さん「夏場であれば冷房は下に、冬場であれば暖気は上に行ってしまい、上と下で温度差が発生してしまうので、そこでサーキュレーターを使うことで部屋の空気、温度をかき混ぜますので、それで電気代を抑えられる」
ヨドバシカメラマルチメディア仙台では、6月中の購入であれば2日から3日後の設置が可能ですが、7月以降は混雑が予想され設置までに2週間以上待つこともあるということです。