東北電力が2024年2月を目指している女川原発2号機の再稼働を前に、宮城県と周辺の市と町の職員が原発内に立ち入り、安全対策工事の進捗状況などを調査しました。

 調査には県と立地自治体の女川町と石巻市、原発から30キロ圏内にある5つの市と町の担当者が参加しました。

 調査では、大規模な事故が発生した時に対策本部となる緊急時対策所の工事の進捗状況や運用について、東北電力の担当者から聞き取りなどを行いました。

 2023年に入り、原発の敷地内で労災死亡事故や火災などが発生していることに対して再発防止を求めました。

 県原子力安全対策課横田浩志課長「作業工程や工事工程の進捗が優先にならないように、まずは安全第一それから県民の方が不安を抱かないように工事を進めていただきたい」

 東北電力は、女川原発2号機について11月までに安全対策工事を終え、2024年2月の再稼働を目指しています。