仙台港に入港した世界唯一の捕鯨母船、日新丸が老朽化のため2023年で役目を終える前に船内が公開されました。

 全長130メートル、総トン数8140トンの捕鯨母船、日新丸は30年以上にわたり捕鯨船団を指揮し、捕獲したクジラを船上に引き揚げて解体、保管する役目を担ってきました。

 仙台港への最後の入港となった6日、船内が公開されエンジンルームや冷凍設備などが説明されました。

 共同船舶阿部敦男日新丸船団長「大量のクジラをお土産にして港に入ることが母船の最後の仕事かなと思っているので、その役目を最後まで全うさせたい」

 捕鯨会社の共同船舶は、日新丸に代わる新たな捕鯨母船、関鯨丸を建造していて2024年3月に完成する見通しです。