東日本大震災から12年5カ月の月命日。宮城県石巻市の寺では犠牲者の冥福を祈る大仏像の制作が進められていて、見本となる石膏像のお迎え式が行われました。

 石巻市の西光寺がある南浜・門脇地区では震災の津波で、行方不明者を含め500人以上が犠牲になりました。

 震災遺構・門脇小学校に隣接する西光寺では誰もが足を運び、祈りを捧げられる場を設けようと、大仏像の建立を計画し「いのり大佛プロジェクト」として3年後の完成を目指しています。

 11日は完成予定の6分の1サイズにあたる石膏像が本堂に運び込まれ、関係者や檀家にお披露目されました。