24日に福島第一原発で処理水の海洋放出が始まったことを受けて、水産庁の委託を受けた宮城県多賀城市の施設ではトリチウム濃度の検査が行われています。

 海洋生物環境研究所の多賀城分室には、25日朝に福島第一原発から半径5キロ圏内の海で採取されたヒラメが運び込まれました。

 身の部分を10グラム切り取って細かく刻んだ後、専用の機械で燃やして体液や組織に含まれる水のトリチウム濃度を調べます。

 海洋生物環境研究所松本陽主査研究員「可能な限り毎日魚の分析を続、けデータに厚みを持たせて1個1個分析することで消費者の皆さんに安心してもらえるデータにしていきたい」

 検査結果は、26日午後にも水産庁のホームページで公表される予定です。