原油高による燃料費の高騰は、漁業者にも大きな打撃を与えています。

 宮城県気仙沼市で遠洋マグロ船4隻を操業している勝倉漁業です。ここ数年の燃料高で苦しい状態が続いています。

 勝倉漁業勝倉宏明社長「ここ数年間ずっと燃油高が続いていて、政府の補助がガソリンも含めて段階的に減らされている状況で、それに伴って気仙沼で積む油も値上がりしているという状況です」

 更に円安によって海外から調達する餌の価格が上がっているほか、船の建造費も20%ほど上がっています。

 魚の値段に転嫁することも難しく、政府の補助の継続に期待を寄せています。

 勝倉漁業勝倉宏明社長「いったん元売りに対しての補助を出した以上は、大なり小なりずっと継続していただかないと我々水産関係者、漁業関係者は立ち行かなくなってしまうのでその辺はお願いしたいなと思います」