靴下を材料に使ったサルの人形、おのくんを震災後に製作販売している宮城県東松島市の有志グループが、壁に描いた桜の木にメッセージを寄せてもらう取り組みを行っています。

 東松島市小野の空の駅プロジェクトが、7月下旬からプレハブの事務所外壁に桜の木のウォールアートを描き、メッセージを寄せてもらおうと始めた取り組みです。

 震災から13年となる2024年3月11日までに、犠牲者と同じ1万8423枚のメッセージを目標に桜の木を満開にしたいとしています。

 空の駅プロジェクト武田文子共同代表「皆さん12年も経つとそろそろ震災のことを忘れることもあるので、少し思い出していただいて、みんなでまたここに寄っていただくきっかけを作りたいと思います」

 8月19日には、おのくんの人形を通じて交流のある女子バレーボールリガーレ仙台の選手が訪れメッセージを寄せたということです。

 メッセージ用の花びらのステッカーは、2枚セットで1000円で販売しています。