東京電力は、処理水放出に伴う風評被害に対応するため相談窓口を宮城県石巻市に設けることにしました。

　６日午後、石巻魚市場で行われた国や東京電力と地元の買受人などとの意見交換会で伝えられました。

　会議は非公開で行われ、東電が海水や水産物の検査でトリチウムの検出限界値を下回っていることを報告し、買受人などからは速やな賠償や、従業員の安定雇用につながる補償を求める意見が出されたということです。

　東京電力はこうした意見に対応するため、風評被害に対する窓口を石巻市に開設すると伝えたということです。

　県水産物流通対策協議会布施三郎石巻支部長「我々が言いたいことが１００％言えるような状況を作りたかったということがあります、遠くにあれば言いたいこと半分で帰ってきますので窓口が石巻設けてもらったことは非常にありがたいことですね。」