全国で無差別の殺傷事件が相次いでいることを受け、宮城県利府町の大型商業施設で対応訓練が行われました。

 訓練は大型商業施設にナイフを持った男が現れ買い物客を無差別に襲うという想定で行われ、従業員や警備員ら約250人が参加しました。

 従業員たちは客を避難させ、警察が到着するまでの間さすまたやショッピングカートで犯人の動きを封じる方法を確認しました。

 その後、警察官が駆け付けて男を取り押さえました。

 重傷者への救護では、心臓マッサージの手順やAEDの使い方などを確認しました。

 イオンモール新利府森雄太郎さん「まずはご来館いただいているお客様の命が最優先です。働く従業員の命も大切です。防犯に関しても従業員が役割ごとの対応をしっかりとこなしているので、引き続き訓練を通して普段の動きを身に着けてもらいたいと思います」

 塩釜警察署生活安全課相澤裕二郎課長「不用意に犯人に近付かないように、そして安全な所にお客様を誘導するとともにご自身も避難していただければと思います」