khb東日本放送は開局48周年の記念イベント、あすとつながるぐりりパークを30日からの2日間、仙台市太白区あすと長町の杜の広場公園とkhb本社にて開催します。歌にグルメに体験と様々なブースが設けられ、khb子どもの笑顔を広げようキャンペーンのフードボックスも設置されます。ご協力よろしくお願いします。

 khbが食料を寄付しているフードバンクの今を取材しました。物価高が影響を及ぼしています。

 宮城県富谷市に拠点を置くNPO法人、ふうどばんく東北AGAINは、寄付された食料品をこども食堂や学童保育の団体に無償で提供するなどの支援活動を行っています。

 しかし、善意の物資が今後も同じように集められるのか心配しています。物価高騰がじわりじわりと響いてきています。

 ふうどばんく東北AGAIN高橋尚子副理事「保証が無い活動なので、食料がいつ全く来なくなるのか寄付金も来なくなるのかという活動なので。みなさんにお願いして努力している」

 仙台市青葉区でこども食堂を運営する団体のスタッフも、厳しい現状を訴えます。

 こども食堂運営団体スタッフ「皆さんから色々な提供を受けているが、予算内で子どもたちの希望に沿えるようなメニューは非常に厳しい」

 全国のこども食堂を対象に6月に行われた調査では「物価上昇による影響を感じている」との回答が88.3パーセントに上りました。このうちう約8割が「費用の負担が増えた」と回答し、食事を提供する日の参加者についても4割近くが「増えた」と答えています。

 ふうどばんく東北AGAIN高橋尚子副理事「物価高の影響で困っている人が増えていて、それで当団体の支援者が増えている。連携している団体からは最近、寄付の物資が少なくなった、米が足りないといった声がすごく聞こえる」

 こうした状況のなか、khb東日本放送では子どもたちの笑顔につながればとの思いで2022年10月からフードボックスを設置して、食料品の寄付を募っています。

 寄せられた食料品は、ふうどばんく東北AGAINを通じて宮城県各地のこども食堂などに提供されます。

 15日には、皆さんからいただいた米やカップ麺などに加え、khbが災害備蓄品として備えていたレトルトの豚汁300食分をふうどばんく東北AGAINに届けました。

 治まらない物価の高騰。更なる支援の広がりが求められています。

 ふうどばんく東北AGAIN高橋尚子副理事「(フードバンクの取り組みを)知ってもらうことがすごく大事。知ってもらわないと、皆さんが何に協力していいのか分からない。どこに助けを求めていいのか分からない。こういった活動は続けたい」

 フードボックスは、30日から開催されるkhbのイベント、あすとつながるぐりりパークの会場にも設置されます。皆さんのご協力をお願いします。

 そして、あすとつながるぐりりパークですが楽しい催しが盛りだくさんです。その1つがゼビオアリーナ仙台でのTOUCH THE SPORTS!です。

 サッカーのキックターゲットやバスケのフリースロー、野球のストラックアウトなどが小さいお子さんでも体験できます。

 会場の様子は、30日に放送される開局記念特別番組あすとつながるテレビで放送します。

 番組では、プロ野球解説者の江尻慎太郎さんも子どもたちと野球のストラックアウトで対決する予定です。あすとつながるテレビは、30日土曜日午後2時から放送します。