宮城県が再編を計画する県立精神医療センターをめぐり、移転に反対する市民団体が運営する機構本部を訪れ患者や家族の意見を尊重した意思決定を行うよう訴えました。

 市民団体の代表らは2日、センターを運営する名取市の県立病院機構を訪れ、センターの富谷市移転や名取市への民間の精神科病院の誘致などについて、機構が県に対し患者や家族の意見を尊重した意思決定を行うよう求めてほしいとする要請書を事務局長に提出しました。

 精神医療センターの利用者などが「センターが富谷市に移転すると通えなくなってしまう」「知事や県にきちんとした説明の場を設けてもらいたい」「反対している人の声をくみ上げてほしい」と訴えました。

 ともに市政をつくる仙台市民の会新里宏二会長「(計画を)再考することを含めて、きちっとそろそろ機構として県の方にも意見を具申してほしい。現場の声を是非政策の中に入れ込んでほしいなと」