9日、東北新幹線の車内で乗客の荷物から薬品が漏れ4人がけがをした事故で、5歳の男の子のけがが大やけどだったことが分かりました。

 9日正午ごろ、JR仙台駅に到着した東北新幹線の車内で乗客の手荷物から薬品が漏れ、薬品に触れた4人がけがをし2人が体調不良を訴えました。

 警察によります、とこのうち液体で滑って転んだ5歳の男の子の尻のやけどは、3段階の分類で最も重いやけどで、皮下組織に達する大やけどだったということです。

 薬品からは消防の初期調査で硫酸の可能性がある成分が検出されていて、警察は薬品の成分の分析を進めるとともに業務上過失致傷の疑いもあるとみて調べを進めています。