せんだい農業園芸センターで、ようやく秋バラが見頃を迎えています。暑さが長引いた影響で見頃が1カ月ほど遅れた上に寒さが迫り、心配が重なっています。

 坪谷歩香記者「園内にはコスモスや秋バラが鮮やかに色づいていて、歩いていると上品な甘い香が漂ってきます」

 仙台市若林区のせんだい農業園芸センターでは可憐に咲くコスモスと、約200種類1200株のバラの共演を楽しむことができます。

 秋バラは9月下旬まで暑さが長引いた影響で開花が遅れ、例年より1カ月遅れて見頃を迎えました。

 せんだい農業園芸センター田中望さん「気温が落ち着いて25℃くらいになってから花を咲かせる準備を始めるので、その準備ができるのが時期が遅くなった状況だと思います」

 現在は三部咲きから四部咲きの花が多く、まだ咲いていないつぼみのバラもあるということです。

 せんだい農業園芸センター田中望さん「あと1週間から2週間で花が咲くもの、夜の冷え込みの寒さによって咲かない可能性のものもあります」

 猛暑の影響に加え、小さなつぼみは今後の冷え込みで凍ってしまう可能性があり心配が重なっています。

 それでも園内では10月下旬から11月上旬にかけて、バラが楽しめる見込みです。

 せんだい農業園芸センター田中望さん「まだまだ見ていただける機会が長いと思いますので、花の大きさだったり色だったり、種類もたくさんありますので、是非お気に入りを見つけていただきたいと思います」