東北新幹線の車内で薬品が漏れ乗客ら6人がやけどなどをした事故について、JRの調査ではけがや体調不良を訴えた人は11人に上ることが分かりました。

 9日、JR仙台駅に到着した東北新幹線の車内で乗客の手荷物から薬品が漏れ、乗客ら6人がやけどなどをした事故で、JRの調査ではけがや体調不良を訴えた人は11人に上ることが分かりました。

 この中には現場で対応に当たったJRの職員5人が含まれているということです。

 当時の対応についてJR東日本東北本部の三林宏幸本部長は、避難誘導も含め適切だったとしました。

 JR東日本東北本部三林宏幸本部長「駅とも連携をさせていただいて、いち早くお客様に車外にご避難をいただくということで、今回の事象におきましては私共としましてはできる限り適切な対応を社員のみんなが取ってくれたのかなと」

 JR東日本は、手荷物検査の実施について利用者数などを考えると現実的には難しいとしたうえで、ポスターや案内放送で危険物の持ち込みに対する注意喚起を続ける方針です。