宮城県産の生食用カキの出荷が解禁され、初入札が行われました。猛暑の影響で生育が遅れ、最も遅い解禁日となりました。

 県が定める生食用カキの出荷解禁日は毎年9月29日となっていますが、猛暑の影響で海水温が高くカキの生育が遅れたため1カ月延期され、10月30日が解禁日となりました。

 震災の影響を受けた2011年に並び、最も遅い解禁日です。

 午後4時から県漁協石巻総合支所で行われた初入札では、10キロ当たりの平均価格が3万851円と前年より1割ほど高値で取り引きされました。

 県漁協阿部輝喜かき部会長「生産者サイドとしては1カ月という長い間待たせてしまったが、待った分良いカキが出荷できたことに喜びを感じている」

 県漁協によりますと、今シーズンは前のシーズンと同様の1500トンほどの水揚げを目指しているということです。