ここ数年、記録的な不漁が続いている秋の味覚サンマは今シーズンも不漁が予測されていますが、気仙沼と女川では前年の1.5倍の水揚げとなっています。

 全国さんま棒受け網漁業協同組合によりますと、国内のサンマの水揚げは10月末現在で1万5471トンと前年の1.4倍となっています。

 漁港別に見ると、最も多いのが北海道花咲港で8364トン、次いで岩手県大船渡港で2642トン、気仙沼港が1903トン、女川港が1068トンなどとなっています。

 大船渡と気仙沼、女川は前年の同じ時期と比べて約1.5倍の水揚げです。

 全国さんま棒受け網漁業協同組合は、3年ぶりに日本水域内で漁場が一時的にでき水揚げ回数が増えたことで、前年よりも多くなっている。一方で、1回当たりの水揚げ量は増えていない上、11月からはしけで思うように操業できていない。今シーズンも記録的な低水準になる見通しだと話しています。