東京電力福島第一原発で続いている処理水の海洋放出について、北海道東北地方知事会は、国に対し最後まで全責任を全うするよう求める提言をまとめました。
北海道東北地方知事会は14日、盛岡市で会合を開き東京電力福島第一原発で8月下旬から断続的に続く処理水の海洋放出への対応を含め、震災からの復興について話し合いました。
村井宮城県知事「回復途上にある事業者への支援や、アルプス処理水の海洋放出に伴う風評への対策など引き続き取り組むべき課題も多くあります。宮城県では引き続き復興の完遂に向け取り組むとともに、知事会のメンバーの一員として福島県の復興をしっかりと応援してまいりたい」
処理水の放出は、少なくとも30年ほど続くとみられています。知事会は最後まで全責任をまっとうするよう国に求めるなど、復興に関する提言をまとめました。
中国やロシアは日本産水産物の輸入を停止する措置を取っていて、知事会は停止措置の撤廃に向けた働きかけを強化することも国に求めました。