宮城県大衡村に建設予定の半導体工場について、運営会社と宮城県、大衡村の三者が協定を結び、インフラ整備や人材育成の面で連携していくことを確認しました。

 運営会社JSMCと県、大衡村の三者は14日、宮城県庁で協定を結びました。

 台湾の半導体大手とSBIホールディングスが共同で出資する工場では、主に自動車向けの半導体を生産し年間の売上高は1500億円から2000億円を見込んでいます。

 JSMC呉元雄社長「東北の周りの半導体企業と一緒に力を合わせて、日本国内だけではなく国際舞台にも行けるようなことを考えています」

 稼働に当たっては、台湾から約250人の技術者が順次来日するほか、東北大学などとも連携し人材育成に取り組むことにしています。

 村井宮城県知事「大学に入ろうという若者たち、あるいは今大学で勉強している人たちにJSMCに就職していただけるように、我々も一緒になって大学参りなどをしてまいりたい」

 工場は、2027年の稼働に向け、2024年6月以降の着工を目指しています。