使われずに廃棄されてしまう食材を活用しようと、SDGsな新商品を紹介するイベントが仙台市青葉区で開催されました。
食材としてなじみが薄いことや扱いにくく加工に不向きであることを理由に、廃棄されてしまう食材を活用しようと仙台市が開催し、宮城県を中心に約50の企業や大学が新商品を紹介しました。
鈴木奏斗アナウンサー「ノロンボという深海魚を使った白身フライです。これまで底引き網で一緒に水揚げされ、あまり使われなかったこの魚に注目しました」
ノロンボは、漁獲量は多いものの身が少なく毒があるためこれまであまり使われてきませんでしたが、丁寧に下処理をしたところしっとりとした身が生きたフライに仕上がりました。
ヨモギではなくシュンギクを使った草餅は、袋詰めする際に切り落とす葉や茎を粉末にして餅に練り込みました。ヨモギの草餅と比べて、ベータカロテンやカリウムといった栄養素を豊富に含んでいます。
この他、サイズが小さく売れ残ってしまったタコを使った煮物や、加工の際に出る牛タンやフカヒレの端材を具に混ぜた中華まんなどが紹介されました。
食のみやぎ応援団遠藤伸太郎代表理事「全国的に未利用資源って多いんですよね。未利用資源を食べることによってSDGsにつながることをお伝えしたいですね」