末期がんなどの患者が自宅に近い生活をしながら、人生の最期を穏やかに過ごすことができるホスピス型住宅が、仙台市若林区に5日にオープンします。1日に内覧会が開かれました。
内覧会が開かれたのは、若林区に5日にオープンするホスピス型住宅です。全国でホスピス事業を運営する企業が、青葉区に次いで宮城県で2番目に開設します。
54の個室があり、看護師が24時間常駐します。末期がん患者向けのほかパーキンソン病やALSなどの難病に対応した部屋も用意しています。
上野比呂企アナウンサー「ALSやパーキンソン病など体を動かすことができず、かつ人工呼吸器が必要な患者さんを対象とした特別な部屋です。ナースコールを押すことができなくても、触れたり息を吹きかけたり声を出すだけで、ナースコールができるということです」
寝たきりや車いすの入居者に対応した浴室や、難病の患者を対象とするリハビリスペースなどが備えられています。
施設の運営会社によりますと、ホスピス型住宅は国内で10数年前に登場し、自宅の暮らしをしながらケアが受けられるとして注目を集めています。
供給される数はまだ少ないものの、ここ3年で約3倍に急増しているということです。 ReHOPE仙台若林佐々木大輔施設長「今後の見通しとしても(ホスピス型住宅は)どんどん増えいていく可能性が高いと思っています。安心して生活できるようにサポートしていきたいと思っています」
施設では入居希望者を募集していて、随時見学が可能ということです。