学校給食に基準値を超える赤カビが含まれる小麦が使用されていた問題で、新たに宮城県の石巻市や角田市など3つの市でも提供されていたことが分かりました。
石巻市と角田市の教育委員会によりますと、岩手県産の小麦を使った冷凍すいとんについて、カビ毒の値が基準を超えていると納入業者から連絡があったということです。
この食材を使ったすいとん汁は、石巻市では9月と10月の3回、21の小中学校で、角田市では9月と11月の2回、7つの小中学校で提供されました。これまでに体調不良の報告は無いということです。
大崎市では11月、2つの中学校で問題の小麦を使ったせんべい汁を提供していました。翌日、腹痛で欠席した生徒が4人いましたが、給食との因果関係は不明だということです。
問題の小麦はJA全農いわてが販売し、これまでに宮城県の小中学校などで提供され、16人が体調不良を訴えています。