宮城県川崎町にある唯一のスキー場、みやぎ蔵王セントメリースキー場が、今シーズン限りで閉鎖されることが決まりました。

 みやぎ蔵王セントメリースキー場は1990年、山形自動車道の笹谷インターチェンジ近くに第三セクターのスキー場としてオープンしました。

 ピークの1995年度には16万人近くが訪れましたが、スキーブームの後退や雪不足に悩まされ、前のシーズンの利用者は4万人を下回りました。

 現在の運営は川崎町が地元企業に委託していて、今シーズン限りでの閉鎖を条件とする補助金の支出を18日の町議会に提案し可決されました。

 営業は、3月20日前後までを予定しています。

 業界団体によりますと、宮城県のスキー場はピークだった2000年前後には13カ所ありましたが、現在は10カ所まで減っています。