宮城県の献血の実施状況が報告されました。2022年度は5年ぶりに目標を下回っていたことが分かりました。
仙台市青葉区一番町の杜の都献血ルームAOBAでは、例年寒さで外出を控えがちになる冬は献血に来る人が減る傾向にあります。
7日の予約は1日に必要な血液55人分に対して23人にとどまり、雪が降った6日は30人でした。
「学生時代に結構来てたんですけど、久しぶりにやってみようかなと。輸血が欲しい方は相当いらっしゃると思うんですが、少しでもご協力できればなと」「26回目になります。行ける時に行って、誰かのために役立つなら良いことなのかなと」
宮城県庁で開かれた会議では献血の実績が報告され、2022年度の献血者数は目標にした9万1954人に対して94人少ない9万1860人と、5年ぶりに目標数を下回りました。
2023年度を含む6年間の達成状況を見てみると、献血バスの出張が控えられるなど新型コロナが感染拡大した2020年度以降、献血が減るのではないかと懸念されていましたが目標を達成していました。
2023年度は新型コロナの5類移行の影響もあり、1月末の時点で85%余りと3月までに目標を達成できる見込みです。
杜の都献血ルームAOBA高橋英人所長「必要としている患者さんは変わらずいらっしゃるので、1人でも多くの献血のご協力をいただければ大変助かりますので、皆様是非お越しいただければと思います」