宮城・山元町の徳本寺では10日午後、震災で亡くなった人を悼み復興を祈願するコンサートや法要が行われ、遺族など約50人が参列しました。

 13年前に地震が発生した時刻の午後2時46分に合わせて鐘が鳴らされると、和尚らが寺に伝わる大般若経を扇のように広げながら読み上げ、震災からの復興を祈願しました。

 参列者は焼香をした後、手を合わせて震災の犠牲者に追悼の祈りを捧げていました。

 母親を亡くした女性「残された家族で毎日一生懸命明るく過ごしていることを伝えました」

 今年は1月に能登半島地震が発生したことから、訪れた人たちは能登の復興も祈願していました。