仙台市の青葉区役所と泉区役所で、窓口の職員が話した言葉をリアルタイムでスクリーンに表示する字幕表示システムの試験導入が13日から始まります。12日、報道向けにデモンストレーションが行われました。
仙台市が13日から青葉区役所の戸籍住民課と泉区役所の総合窓口の2カ所で試験導入を始めるのは、職員が話した言葉を認識し、リアルタイムでスクリーンに文字を表示する字幕表示システムです。
来庁者「住民票の写しを請求する際に必要な物はありますか」
システム「本人確認書類等が必要かと存じますが、詳しくは戸籍住民課窓口にお尋ねください」
このように、職員が話した言葉は日本語に加え134カ国語に翻訳して表示することができます。
新システムの導入によりマスクの着用による会話の聞き取りづらさの解消や、聴力に不安がある人への説明の向上などを目指します。
仙台市市民局区政部古沢範明担当課長「デジタル技術非常に発展しておりますので、活用していきながら市民サービスの向上というところを図っていきたい」
試験導入は13日から6月中旬ごろまでの予定で、設置する窓口などを検討し2024年度中に本格導入したいとしています。