近隣の有名な観光地から観光客を呼び込もうと、宮城県塩釜市で日本三景・松島の宿泊事業者を中心としたモニターツアーが行われました。
塩釜市が初めて企画したツアーには、松島町の宿泊事業者を中心に約10人が参加しました。
参加者たちは、ガイドの案内で集合場所の本塩釜駅から塩釜神社に向けて出発しました。
ガイド「塩釜神社、それから御釜神社を参拝しまして、ここから小舟に乗って松島に出発したということなんですね」
松尾芭蕉が松島に向けて舟に乗ったとされる場所や塩釜神社、酒蔵など観光名所を巡りました。
松島町・小松館好風亭渡部壯夫副支配人「お客様にもちろん塩釜市の案内もしますが、実際に自分で足で歩いて町を見るというのはあまり無かったので、新しい発見があったような気がします」
塩釜市の2022年の観光客数は183万人と、コロナ禍前の2019年の8割弱にとどまっていて、市は毎年多くの観光客が訪れる松島町の宿泊事業者にPRすることで、観光客を市内にも呼び込みたいとしています。
塩釜市観光物産協会宗形匡祐さん「塩釜市はたくさんの観光スポットがありますので、観光客数がいる有名な松島さんや秋保さんから塩釜を認知いただいて、観光客の方に足を運んでいただくことが大事と考えております」