宮城県大崎市の自宅に、身元が分からない男性の遺体を放置したとして、66歳の無職の男が逮捕されました。

 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、大崎市古川の無職・増田比呂志容疑者(66)です。

 警察によりますと、増田容疑者は4月中旬ごろから19日までの間、自宅に身元の分からない男性の遺体を放置した疑いがもたれています。

 増田容疑者は手足が不自由なためケアマネージャーの訪問を受けていて、19日の訪問の際に、「3日前に弟が死んだ」などと話したことから、事件が発覚しました。

 遺体は寝室のマットレスに置かれていて、目立った外傷はなく、少なくとも死後数日が経過しているということです。

 増田容疑者は警察の調べに対し、「放置したことは間違いないが、埋葬しないつもりではなかった」と容疑を一部否認しています。

 増田容疑者と同居している60代の弟と連絡が取れていないことから、警察は遺体は増田容疑者の弟とみて、身元の特定を進めています。