宮城県栗原市の小学校で男子児童がいじめを受け不登校になり重大事態と認定された問題で、第三者調査委員会は「学校側に不適切な部分があった」とする報告書をまとめ教育長に答申しました。

 2022年11月、栗原市の当時小学4年生の男子児童が複数の同級生からいじめを受け不登校になり教育委員会が重大事態と認定しました。

 教育委員会は、第三者調査委員会を設置し関係者から聞き取りするなどして調査し、25日に千葉睦子教育長に報告書を手渡しました。

 いじめの有無については明らかにしませんでしたが、学校側に子どもや保護者への対応が不適切な部分があったとして、再発防止に向けた6つの提言を盛り込んだということです。

 第三者調査委員会久保順也委員長「我々が調べたことや提言したことを、全ての子どもたちにとって安心安全な学校が実現できるように生かしていただきたいと思います」

 千葉睦子教育長「栗原市全ての学校の子どもたち、保護者が安心して通える通わせられる学校づくりを行っていきたいと思っております」

 教育委員会は、報告書の内容を精査し5月中旬をめどに対応策を公表することにしています。