若者の公務員離れを食い止めようと、宮城県各自治体の仕事を紹介する合同就職セミナーが開催されました。

 県庁で開催された合同就職セミナーは2年前に始まり、今回は28の市と町や行政事務組合など過去最多の31団体がブースを設けました。

 各ブースでは担当者が仕事の魅力ややりがいなどを説明し、公務員を目指す学生らはメモを取るなどして熱心に耳を傾けていました。

 専門学校生「(父親が)町役場に勤めていたので、町民と関わる機会を小さい頃から見てきて市民の方と交流する仕事がすごく魅力的だなと思って」

 大学4年生「たくさん市町村がある中で、どんどん話を聞いてどの市町村に自分が合うのかを色々比べながらやっていきたい」

 深刻な人手不足の中、民間企業と人材の奪い合いとなり公務員のなり手不足も指摘されています。

 大河原町の採用担当者「働きやすいんだよというところをアピールしながら、民間に負けないように頑張ってアピールしているところです」

 県市町村課赤間良太主幹「体感としてもやっぱり民間企業の方が人気があるのかなというところで、市町村独自の取り組みやメリットを知っていただければ」

 県は、この秋以降にも合同就職セミナーを開催したい考えです。