連日の暑さで、宮城県では川やダムの渇水や水不足の影響が出始めています。仙台市を流れる広瀬川でも水の量が減っていて、関係機関に取水管理の徹底が呼び掛けられました。
太白区の仙台河川国道事務所で渇水に備えた臨時会議が開催され、自治体や気象台の担当者など約30人が参加しました。
宮城県では5月中旬から雨が少ない状態が続いていて、広瀬川の水量は渇水の注意が必要な毎秒1トンを下回り現在は0.33トンになっています。
仙台河川国道事務所金真一郎副所長「広瀬川については水位がかなり下がっているので、関係機関の取水管理もしっかりするので、水を使われる方々も節水を心掛けていただければと思います」
上流の大倉ダムの貯水率は6割程度で、放水量を毎秒6トンほどから3.7トンに減らしています。
仙台管区気象台の予想では、今後1カ月の降水量は平年並みの見込みですが、気温が高い傾向にあることから県は渇水による影響を注意深く見守りながら対応する考えです。