東日本大震災の津波で大きな被害を受け、遊泳が禁止されていた仙台市若林区の深沼海水浴場15日にオープンします。仙台市唯一の海水浴場は14年ぶりの海開きに向け、準備が進められています。

 オープンに向けて看板の設置したり、海の家を準備したりする人の姿が見られました。

 海の家店主「ピーク時と比べて海の家は小さいけど、深沼海水浴場をそんなに知らない子どもや家族とかそういう方が来ていただければ」

 深沼海水浴場は、仙台市唯一の海水浴場として多くの人に親しまれ、震災前の2010年には約4万7000人が訪れました。

 今回の海開きは2025年度からの本格的な再開に向け、海水浴場内の人数は最大800人です。入退場はバーコードシールなどで管理し、遊泳エリアは200メートルです。

開設時間は午前9時から午後4時までで、正午からの1時間は遊泳禁止です。

 上野比呂企アナウンサー「14年ぶりの開設に当たっては、安全確保も大きな課題の1つでした。津波が発生した際は、700メートルほど先にある震災遺構荒浜小学校か、避難の丘に避難することになっています」

 現場責任者「皆さんここに思い出も深いところがあると思いますので、14年ぶりということで楽しんで笑顔になっていただけるように頑張って準備を進めていきます」

 深沼海水浴場の開設は、7月15日から8月18日までです。