ヨーロッパを襲った熱波の影響で、ウクライナ南部では最高気温が40℃を超えました。こうしたなか、電力不足による計画停電が行われていて、市民はエアコンを使えずに過ごしています。

 16日、ウクライナ南部のミコライウでは午後3時の時点で気温が40℃となり、首都キーウでも35.8℃と記録的な暑さとなっています。

 ウクライナではロシア軍による度重なるインフラへの攻撃の影響で電力が不足しているほか、暑さによる電力需要の高まりなどから各地で計画停電が行われているということです。

 キーウ市内では停電でエアコンが使えないため、市民は水浴びをして暑さをしのいでいます。

 また、冷蔵庫や冷凍庫で食べ物が保存できず、生活に大きな影響が出ているということです。

 南部のザポリージャ州などでは野火が相次いでいるほか、ヒマワリなどの農作物が暑さで枯れる懸念も指摘されています。