愛知県の高浜市役所で男が自らに火を付け、男を含む4人が重軽傷を負いました。男には納税を巡るトラブルがあったとみられています。

 警察や消防によりますと、16日午後3時ごろ、高浜市役所の1階で男が可燃性の液体とみられるものを自らかぶって火を付けました。

 火は消火器で消し止められましたが、男は病院に運ばれて重傷だということです。

 警察は、この62歳の男を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しましたが、現在は治療のため釈放されています。

 市によりますと、男とは2年ほど前から納税を巡るトラブルがあったということです。

 捜査関係者によりますと、男は自分の腹の辺りを刃物で切り付けて火を付けたとみられ、市の職員3人が男から刃物を取り上げようとした際に軽いけがをしたということです。