刃物男に市役所が襲撃され、“新型さすまた”に問い合わせが急増しています。

刃物男 「戦うんか!?」

 愛知県高浜市の市役所に刃物を持った男が現れた事件。今、これを受けて注目されているのが刃物を持った男に対峙(たいじ)する職員が手に持つ“さすまた”です。

佐野機工 防犯事業推進リーダー 山井宏一さん 「全国各地で様々な企業や学校から問い合わせが来ている」 「(Q.問い合わせ件数)通常の5、6倍」

 防犯製品などを製造開発する会社では事件以降、問い合わせが絶えないといいます。特に注目されているのが…。

佐野機工 防犯事業推進リーダー 山井宏一さん 「警察と共同開発した製品」

 その名も…。

佐野機工 防犯事業推進リーダー 山井宏一さん 「ケルベロス」

 実際の“ケルベロス”。さすまたの先端に黒い部品があるのが確認できます。

 この先端の黒い部分が対象の人物に巻き付きます。

佐野機工 防犯事業推進リーダー 山井宏一さん 「さすまたの先端に長さ170センチのばね状のものがあって、刃物を持った不審者と距離を取り、隙をみて相手の体を拘束」

 気になる名前の由来は…。

佐野機工 防犯事業推進リーダー 山井宏一さん 「地獄の番犬ケルベロス。神話に出てくると思うが、食らい付いたら離さないということで今まで外せた人は1人もいない」

 このケルベロスは警察だけではなく、自衛隊でも導入実績があるといいます。