農作物に被害を与える野生動物の肉をジビエ食材として活用している宮城県大崎市で、イノシシ肉を使ったソーセージの試食会が行われました。

 試食会には商工関係者や住民など約20人が参加し、大崎市の施設で処理したイノシシの肉を使ったソーセージ2種類を試食しました。

 大崎市のイノシシによる農作物などへの被害は、2023年度が約570万円と深刻で捕獲数も881頭と2022年度の2倍以上になっています。

 大崎市は捕獲したイノシシの肉をジビエの食材として有効活用するため、2022年に食肉処理加工施設を作って道の駅で肉を販売していますが、ソーセージなどの加工品を作るのは初めての試みです。

 参加者「おいしかったです。弾力があって跳ね返るような食感が楽しかったです」「農作物の被害もあるし、捕獲して加工品にして売り出すのは一石二鳥で非常にいい取り組みだと思うんですよね」

 ソーセージは大崎市の夏祭りイベントで販売するほか、10月ごろからは道の駅で販売する予定です。