イスラエルの領内で、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の活動を禁止するなどとする法案がイスラエルの国会で可決されました。

 イスラエルの国会では22日、UNRWAの閉鎖を目的とする3つの法案が審議されました。

 法案ではUNRWAに対し、イスラエル領内での活動を禁止するほか、領内にいる職員が持つ法的な免責や特権を剥奪(はくだつ)する内容も含まれています。

 さらに、テロ組織として認定し、イスラエルとの関係を断絶することも求めています。

 国会はこの法案を可決しました。

 法律として成立するには、今後、別の審議会を経る必要があります。

 これに対し、イスラム組織「ハマス」は、「UNRWAは私たちの大儀と帰還するまでのケアを受ける権利のための生きた国際的証人だ」と反論しています。