鬼木防衛副大臣は海上自衛隊の船が採取した「南極の氷」を、自身の選挙区で配っていたことについて「法令に触れるという意識はなかった」と釈明しました。

鬼木防衛副大臣 「せっかくいただいた氷は、子どもたちが南極や地球の広さや環境について目が開く、そういう機会になればという思いで提供させていただきましたので、法令に触れるという意識はございません」

 鬼木副大臣は今月21日に自身の選挙区内でのイベントで、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極で採取した氷を自ら砕いて子どもらに配ったということです。

 鬼木副大臣は「自衛隊の活躍する姿を知ってもらいたいという思いだった」と述べ、政治利用の意図について「そうしたアピールはしていない」と釈明しました。

 一方で共産党の小池書記局長は「税金を使って採取したものを特定の議員が自分の選挙区内で配るのは、公職選挙法に関わる問題になる」と指摘しています。