パリオリンピックで、延期されていた男子トライアスロンについて、会場となっているセーヌ川の水質基準が満たされたとして、大会組織委員会などは31日に実施することを発表しました。

 大会組織委員会などによりますと、最新の検査の結果、セーヌ川の水質基準が満たされ、トライアスロンの女子は予定通り日本時間の午後3時から、延期されていた男子は午後5時45分から競技を実施するということです。

 トライアスロンを巡っては、コースの一部となっているセーヌ川の水質が雨の影響で悪化したため、公式練習が中止になり、30日に予定されていた男子の競技が延期されていました。

 101年間遊泳禁止となっているセーヌ川では、オリンピックに向けて2300億円以上をかけて浄水施設や雨水の貯水槽を整備するなどして水質改善に努めてきました。