岐阜県のリニア中央新幹線の工事現場で、トンネルの掘削作業中に男性作業員が頸椎(けいつい)など6カ所を骨折する事故が起きていたことが分かりました。

 JR東海によりますと、30日午後6時すぎ、岐阜県多治見市で男性作業員(44)がリニア中央新幹線のトンネル掘削作業中に発生した落石に当たり救急搬送されました。

 頸椎や腰など6カ所を骨折する重傷ですが、命に別状はないということです。

 落石が発生した際、現場には作業員など6人が居合わせましたが、うち1人は掘削面の状況を確認する監視員だったいうことです。

 JR東海は事故を受け、落石の原因を調査するとともに当面の間の掘削工事を休止するとしています。