原子力規制委員会は、審査会合で「不適合」とされた敦賀原発2号機について、日本原子力発電の社長から意見聴取した後に結論を出すと決めました。

 日本原子力発電が再稼働を目指す福井県の敦賀原発2号機を巡っては、26日の審査会合で原子炉の真下に活断層がある可能性が否定できないとして、初めて新規制基準に「不適合」と判断しました。

 31日の原子力規制委員会では、審査会合の結果が報告されたほか、日本原子力発電が求めた説明の場を設けることが決まりました。

 意見聴取は来月2日の午後、原電の社長が出席して行われる見込みです。

 規制委はこの意見聴取の後、正式に「不適合」の結論を出す公算が大きく、敦賀原発2号機は再稼働が認められないだけでなく、廃炉となる可能性も出てきています。