アメリカの実業家のイーロン・マスク氏は5日、「チャットGPT」を開発したオープンAIを再び提訴しました。

 カリフォルニア州の連邦地裁に提出された訴状によりますと、マスク氏は人類に恩恵をもたらすという使命に賛同し、資金提供してきたが、オープンAIが自社の利益を優先し、契約違反になっていると主張しています。

 そのうえで、資金の返還やオープンAIとマイクロソフトの契約の無効化を求めています。

 マスク氏は今年2月に同様の訴えを起こしましたが、訴訟を取り下げていました。

 マスク氏は2015年、オープンAIの設立に関わりましたが、方針の違いからオープンAIから離れ、AI(人工知能)を手掛ける新会社を立ち上げています。