中国の7月の主要70都市の住宅価格が発表されました。新築住宅・中古住宅ともに9割以上の都市が下落する状況が続いています。

 国家統計局によりますと、7月の新築の住宅価格は前の月と比べて66都市で下落しました。

 50都市以上で価格が下落するのは去年の8月以来、12カ月連続です。

 また、中古住宅の価格も北京市、上海市、雲南省の昆明市を除いた67都市で下落しています。

 低迷する不動産市場をテコ入れするため、中国政府は不動産の「買い替え政策」を進めていて、買い替えに補助金を出したり、手数料を割り引いたりしています。

 中国メディアによりますと、すでに100以上の地方が不動産の「買い替え政策」を実施していますが、一部の大都市を除いて不動産市況は厳しい状況が続いています。