大規模な災害が発生した際に被災地で教育支援に当たる教職員を養成しようと、宮城県石巻市で研修会が開催されました。
講師を務めたのは、能登半島地震で石川県能登町を訪れ中学校の片づけや支援活動を行った多賀城高校の津守大智教諭です。
津守大智教諭「被災地支援、学校支援はやはり気持ちの押しつけにならないように注意するということと、ニーズに合わせた支援をするということは強調してお伝えしたいなと思います」
宮城県教育委員会は、大規模災害が発生した際に被災地で教育支援に当たる災害時学校支援チームみやぎを2019年に発足させていて、現在は宮城県の教職員157人が登録されています。
29日の研修会には登録を目指す約40人が出席し、被災地支援に必要な心構えを学んでいました。
教員「(被災地に行った際は)たくさんお話をしながらどういうことが必要なのか、なかなか話ができない人の話をじっくり聞くことができたらと思う」
宮城県教育委員会は、能登半島地震の支援として18人の教職員を派遣したということです。